FDK<6955>が5日ぶり反発。日本経済新聞電子版は4日、同社が2023年に「空気電池」のサンプル出荷を始めると報じた。
記事によれば、「水素空気電池」の実証試験を進めており、電力事業者など向けに23年のサンプル出荷をめざすとしている。
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/20220704-10000022-dzh-stocks
水素/空気二次電池
水素/空気二次電池はニッケル水素電池のNi正極を空気(酸素)に置換することで、アルカリ二次電池の課題であるエネルギー密度が低い点を解消し、高エネルギー密度と安全性の両立を可能にした電池です。
https://www.fdk.co.jp/research-and-development/new-battery/metal-hydride-air-battery/
じゃあ俺は空気嫁膨らませるぞ!
水素/空気二次電池の特徴
正極活物質:空気中の酸素→正極に容量制限なし
負極:水素吸蔵合金→溶解析出反応なし(LiやZnはこの反応が課題)
電解液:アルカリ水溶液→安全・高出力
電池反応式
電池反応の模式図
そんなに電圧出るのかな
FDKの独自技術
FDKでは、BiRu酸化物(BRO触媒)を酸素還元触媒として使用した空気極を用い、負極には、超格子水素吸蔵合金を用いた水素/空気二次電池を開発しています。
当社開発の水素/空気二次電池の特長は以下の通りです。
・充電に強いBRO触媒を用いた空気極により、安定した充放電を実現
・空気を電池に送り込むアクティブ型構造で安定した充放電を実現
・バイポーラ型セルを採用することにより積層可能で低抵抗なセルを開発
BRO触媒(Bi2Ru2O7-x)を用いた空気極の開発
同志社大学 盛満教授らの協力の下、パイロクロア型の結晶構造を有するRBO触媒を用いて、充放電にも安定した空気極を開発しました。
BROのパイロクロア型結晶構造モデル
BROのSEM/STEM像
アメリカのベンチャーが5万サイクルのナトリウムイオンバッテリーを開発した
そっちのがいい~
スマホが500回と聞いたけど
アクティブ型構造セルの開発
独自のCAE技術を用いて空気の送り込む圧力損失等を計算しながら流路板の設計等を行い、積層可能な10Ahのセルを開発しています。
開発した10Ahのセルの詳細は、ニュースリリースを参照
CAE技術による空気流路のシミュレーション
積層可能な10Ahのセル(開発品)
コストが安いのは期待できるね
当社は、このような課題について、既存事業で培ったニッケル水素電池の技術をベースにニッケル正極を空気(酸素)に変えた水素/空気二次電池を開発
本開発品は、電解液に水溶液性のアルカリ電解液を使用するため燃焼性が極めて低く、大型化しても安全性が高い点に加え、正極活物質に空気(酸素)を用いるため、正極容量は無制限であり、高エネルギー密度と高安全性を兼ね備えているため、本開発品を用いた蓄電池システムは、従来の蓄電池システムをよりコンパクト化することができ、設置場所を選ばない特長を有しております。
これを固体で作れ
ボタン型電池をさらに小さくしたみたいなやつ
国産だからと安心できなくなってきてるからな。昔の日本はもうないから
使いまくったら酸素なくなんの?
つ”地球が静止する日”
電池の性能はもう限界付近まで高めきって、今後の進化はもう誤差レベル
寿命後の処分や再生に莫大なコストが掛かる点はおそらく永遠に解決しない
再可エネルギーを石油を代替するモノに変換する技術のほうを磨けよ
大半の人はそれを知らないから、特に営業や広報から言わせて株価につながればね…
産業用ロボットのファナックも半導体メモリテスタのアドバンテストも富士通子会社
富士通の手を離れたらもっといい会社になるよ
長野市「毎月2万円あげるから長野に移住して」 »
「空気電池」再生エネを貯蓄 鉄・亜鉛でコスト減
米新興、4.5万世帯向け新設 FDKは23年にも試験出荷
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62310520U2A700C2TEB000/
風力などの再生可能エネルギーをためる定置用電源として「空気電池」の実用化が近づく。米新興は米国の4万5000世帯分の電力を貯蔵する施設の建設計画を発表。FDKは2023年にサンプル出荷を始める。電極材料が安く、タイプによっては製造コストがリチウムイオン電池の10分の1以下になる。国際的に開発が盛んで脱炭素を促すと期待を集める。
体積容量大きく
空気電池は正極に空気中の酸素を取り込む素材を採用し、負…
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