百獣の王ライオンの群れのリーダーは、成熟したオスです。リーダーは数頭~十数頭のメスを従えたハーレムを形成します。
『これからの時代を生き抜くための生物学入門』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)
オスがメスを従えていると書きましたが、実際にはメス集団が強いオスを1頭だけ選んでいるのです。強さはオス同士のケンカで決まります。
メスにとっては、広い縄張りを確保できる強いオスの遺伝子があれば、自分の子どももまた強い個体となって生き残る確率が高くなると期待できます。
もし、逆にメス同士に争いをさせるとどうなるでしょう。争いに負けたメスは、群れを去るか、殺されてしまうことになります。種全体にとってメスを1頭喪失するのは大きな問題です。
オスが1頭いなくなるのはたいしたことじゃない(笑)。そういう意味でもオスは使い捨てなんですね。
東洋経済
男が四人に一人結婚できない時代
「未婚男性」は未婚女性より340万人超多い現実
世界で起きている「男余り現象」とは一体何か
実は、未婚男性と未婚女性の人口差は、全年齢合計で約340万人もあります。20~50代に限定しても約300万人、未婚男性が多いのです(2015年「国勢調査」)。
つまり、日本全国の未婚女性がすべて結婚したとしても300万人の未婚男性には相手がいないということです。もっとも、未婚女性全員が結婚するわけではありませんから、実際にはもっと多くの男性が余るという計算になります。これが、「男余り現象」というものです。
同じ男余りといっても、かつては「若い未婚男余り」だったのに対して、今や「未婚おじさん余り」になったということです。
日本がそんなに男余り社会なのであれば、国際結婚など海外へ行けばいいと思いますか? ところが、この「男余り現象」は日本だけの問題ではないのです。
国連の「人口統計年鑑」によれば、アメリカでも592万人の男余りですし(2012年)、人口14億人の中国は、桁違いの3350万人が男余りです(2010年)。
総人口世界4位のインドネシアも673万人の男余りです(2010年)。そして、なんとインドにいたっては、5000万人の男余りになっています(2001年)。この5カ国に限らず、内紛の起きている国以外はほとんどで「男余り現象」が起きています。
国連のデータは、国によって調査年次がバラバラのため、共通年次での世界全体の男余り人口は把握できませんが、少なくとも中国、インド、アメリカ、インドネシア、日本の5カ国だけで、1億人もの未婚男には「結婚したくても結婚する相手がいない」状態です。
世界中至る所で男が余っています。結婚したい男性にとっては受難の時代です。しかし、こう書くと、未婚女性は全員結婚できそうなものですが、現実はそういう数字合わせのようにはいきません。
結婚を希望しない女性も増えている
インドのように、今でもお見合いによる結婚が主流の国は別にして、結婚を希望しない女性も増え続けていますから、実質結婚できない男は、もっともっと多いのです。
行きつく先はジハードなんよ
いうほど地獄か?
自然状態やないの
人間にとって自然状態は地獄やろ
嫌なことあっても覚えてないから悩んだりしないで
一夫一婦制しか認めんからやん
第一夫人が妊娠中に第二夫人と子作り出来る世の中になれば
一発で解決すると思うで
しかも未婚で苦しむのも男のほうなんだよな
独身女と既婚女で幸福度に差があまりない一方で、男の場合は伴侶の有無で天と地ほどの差がある
どの国にも当てはまりがちだが特に日本が酷い
おそらく文化的に男が友人関係を持つことに対する理解があまりないのが原因だと思う
つまり、弱男は弱男どうしで一緒につるんでればいい
女はそうしてるわけだし
一方、男は存在だけで価値が認められにくいから、主体的に社会に有用性を示す必要性や動機付けが生じやすい
ある意味女性の地位が多くの社会で低いものとされてきたのは、一種の資源の呪いに近いものだと思う
存在だけで一定の価値が認められる以上、それ以上何かする必要性も動機付けも男ほどにはないわけだから
さっさと結婚しないとすぐ他にかっさわられる
男1 女3なら一年で3人子供を産める
価値の考え方はコレが分かりやすい
女は多ければ多いほどいい
なんでもっと前にされなかったんだって言う
戦争で戦うために増やせ増やせをした
まあ抗ってもしかたないしな
現実を直視しないともう子孫は残せんからね
婚活すると直視しないと行けない壁にあたるんや
世間に「結婚が女の幸せ」って錯覚があった方が男は楽だわな
魚みたく
自分らしく幸せに生きるなら
俺はバカにしないぞ
やっぱ日頃の節制やろうな
それがなくなればいらないやつが増えるのは道理
マッチングアプリに街コン
お手軽にその機会があるんやからね
女は割と結婚してる
出産人数が減ってるらしいで
1-3人で1組当たりなら普通に産んでる(貧乏組でもこの範囲
減ってるのは組自体が減ってるからなはず
出産する人が減ってるねん
その原因は金がないことやからな
割と社会全体の問題や
もっとハイスペックになってなきゃおかしくないか
【悲報】アジアさん、欧米を抜く前に人口が激減してしまうことが判明してしまうwww »
「NHKクローズアップ現代+」の解説を務める一方で、「全力!脱力タイムズ」など、さまざまなメディアに出演する異色の生物学者・五箇公一氏による『これからの時代を生き抜くための生物学入門』より一部抜粋・再構成してお届けする。
生殖の競争というのは、優秀な遺伝子の取り合いになっています。
生物にとっては、別種はおろか、同種であっても、すべて他個体は敵で、とにかく他個体よりも自分の遺伝子を少しでも多く残すことが重要となります。
このときメスとオスの間には不平等が生じます。メスは圧倒的にオスにモテます。なぜならオスは子どもを生めないから。
なので、オスはなにがなんでもメスを確保する必要がありますし、できれば少しでも多くのメスに自分の精子を与えることが自分の遺伝子のコピーを増やすことにつながるので、すべてのメスは、確実にオスに求められるのです。
一方のオスは、必ずしも全員がモテるわけではありません。
メスにしてみれば、オス全員を受け入れる必要はなく、むしろ自分の卵子に少しでもふさわしい優秀なオスにだけ交尾をさせて、「エリート」な子ども(つまり、生き残る力、繁殖する力の強い子ども)を生むほうが、最終的に自分の遺伝子のコピーをこの世に広げるうえで得になります。
そこで、メスはオス同士の間で力比べをさせて、オス間競争に勝ち残った強いオスだけを選ぶように進化します。
これがメスによるオスの淘汰=「性淘汰」といいます。
環境が安定していれば、オスは無駄になります。子どもを生まないくせに資源の半分を奪うだけの無駄飯食いになります。
そうなってくるとあまりオスを生まない系統のほうが子孫=遺伝子を残すうえで有利になってくるし、いっそメスしか生まない系統のほうが繁殖戦略上、いちばん効率がよくなって、単為生殖へと進化することになります。
ただし、単為生殖だと、もし天変地異が起こって食料がなくなったり、水がなくなったりなどの劇的な生息環境の変化が生じたら、間違いなく絶滅するリスクは高くなってしまいます。