ヤクルト奥川「『切らないでくれよ。投げられるから』という靭帯の声が聞こえてきた」

https://www.sanspo.com/article/20240625-5HZBHS3T5NJITEDE7MQY3B7TIE/
「絶対に保存（療法）で治してやります」と口にしたときの目には、相当な覚悟が見て取れた。

何より、体からある〝サイン〟が出ていた。

「もう駄目だと思ったら、次の日には普通に投げられたり、ブルペンでいい球がいくようになったりしたんです。
実際に診断画像を見ても、思ったよりも損傷していなかったり。
これは『切らないでくれよ。まだこの体で投げられるから』という体からのサインなのかなと」

【番記者のちょっといい話】
ヤクルト・奥川、下半身強化しユニホームも大きく
2024/06/11 05:00

https://www.sanspo.com/article/20240611-7FWVLCMEPBK3NCN2ZL7QBWKIDQ/
昨年７月の練習中に左足首を骨折。オフシーズンはもう一度、筋力が落ちた下半身を強化してきた。
トレーニング施設も数カ所を掛け持ち。腸腰筋や腹斜筋などの腰回りとともに、臀部や四頭筋を鍛え上げてきた。

オフには戸田寮を出て一人暮らしを始め、自炊も開始。近くのスーパーで食材を買い出し、野菜も摂取できるようシチューやピーマンの肉詰めを作った。
さらに、体を酸性にしないようアルカリ性を多く含んだ温泉水を飲むなど最善を尽くしてきた。