● リーダーの器は「異なる景色」が広げてくれる
Q.「あの人は部長の器じゃない」とか言ったりしますが、そもそもマネジャーの「器」とはいったい何なのでしょう? 課長止まりの人と部長になれる人、あるいは、部長にはなれるけど社長にはなれない人──そうした違いは、どこにあるのでしょうか?
安斎勇樹(以下、安斎)マネジメントのキャパシティって、本当に人によって違いますよね。あるタイプ・階層の人たちのマネジメントはめちゃくちゃうまくいったのに、別のタイプ・階層のマネジャーとしては全然うまくいかなかった──そういうケースって、どこの会社でもあると思います。
これをマネジャーとかリーダーの「器」と呼ぶのだとすると、いろんなタイプの人と関わって、いろんな景色や言葉を理解できるようになることこそが、リーダーとしての“器”を広げることにつながると思います。
沢渡あまね(以下、沢渡)まさに。多様な体験を経てこそ、他者の背景に気づけるようになる。人のペインに敏感になって、それを解決する発想が生まれる──これってマーケティングやデザイン思考にも通じるものがありますよね。
安斎 大きな組織で人事課題にめちゃくちゃ深く向き合っていたり、すごくうまく機能する社内制度をつくったりしている人事パーソンに話を聞いてみると、前職はマーケティングだったとか、もともとはデザイナーだったというケースもよく見かけます。
沢渡 ありますよね。そういう“意外な経歴”が、今ではちゃんと活きてくる。かつて「ジョブホッパー」と言われていたキャリアが、むしろ強みになる時代になってきたと感じています。
安斎 そう考えると、リーダーの器も「生まれつきのもの」というよりは、「職能ケイパビリティの越境と統合」によって広がっていく部分が大きいのでしょうね。
● 「苦手な人」とどれだけ向き合ってきたか?
沢渡 私は「自分にない体験をリスペクトできるかどうか?」も、リーダーとしての器の大きさに関わっていると思っています。他者の背景や経験を尊重しながら、それを自分のなかに取り入れていける柔軟さがあるかどうか。
安斎 すごく大事ですよね。キャパシティって、職能だけじゃなくて、人間関係の相性とかコミュニケーションの幅にも関係してきますから。
たとえば、「このタイプの人、ちょっと苦手だな…」と感じるような相手に対しても、逃げずにちゃんと向き合ってみる。そうする過程で、自分のなかにある“投影”に気づくことがあるんですよ。たとえば、昔のコンプレックスとか、未消化のままだった自分の過去が相手に映っていて、それが原因でイライラしている、なんてことに気づくと、苦手意識が和らぐこともある。
沢渡 それ、まさに“真のメンタリング”ですよね。
安斎 だから、自分にとって得意な相手だけとうまくやるだけじゃなく、「苦手な相手とどれだけ向き合ってきたか」という蓄積も、リーダーとして器を広げるうえではすごく大事だと思います。
入社時点で部長待遇、翌年執行役員、2年後に専務取締役
一部上場とは思えないな
まあエリートの子供って優秀な確率は高いが不公平感はあるな
お前らが実績をあげてくれたら俺の評価が上がる
やる気出せよ
俺ならアイツを日傘で刺してたのに
役員より下は上で決まったことをどう部下に指示して実現するかだけだよ
指揮下のユニットの規模が違うだけ
部長もピンキリだからな
過半数以上はそもそも管理職になれない
なりたくない
ピーターの法則としてそれは普通
社畜が目を覚ましたんだよ
ハー◯スなんて銀行から来た奴しか社長になれないしそもそもそう言う奴を社長として雇う為に存在してるんじゃないの?
エンジニアだけ定年70だし
去年まで部長だったオッサンが住宅ローン組むのが遅かったのか、必死で非正規で65歳まで雇用延長してるの見ると「ああ管理職なんて選ばずに現場でスキル磨いてて良かった」と思うよ
エンジニアといっても生き残れるのは一握りだろ
技術革新でノウハウが通用しない場合もあるから
課長は現場との付き合いがあるけど、部長は(会社をかけてのプロジェクト以外は)出てこない。
付き合いの範囲が違うんで必要とされる資質も違う。
某社は部長は天下りの名誉職で実務は次長クラスがやっていた
うちは事業部長から上が上級職で部長はただの管理職だわ
普通に役定がある
事業部長から上は定年まで役定は無い
一人親方でも社長の方が自分のやりたいようにやれる裁量権があるだけ楽しいだろ
やはり国公立で修士を修めているくらいの学歴は必要になるかなぁ
そのレベルだと高専卒をたまに見かける
役職課長がきらくだ
【画像】時速130キロの猛スピードで水門に衝突したBMW、 ぺちゃんこになる… »
https://news.yahoo.co.jp/articles/b881558a70e3b907460392369a21f0dc25c50cd2
リーダーには「器」がある──そう言われることがあるけれど、その“器”は最初から決まっているわけではありません。では、リーダーとしての「器の大きさ」を広げ、マネジメントのキャパシティを深めていくためには、どんな経験や視点が必要なのでしょうか?

『冒険する組織のつくりかた』著者である安斎勇樹さんと、『組織の体質を現場から変える100の方法』を刊行した沢渡あまねさんに、リーダーとしての“器の広げ方”について語ってもらいました。