【画像】auさん、現場猫すら省いていた…

対応内容や対応スピードにどうしても差が生じていましたが、この自動化により、24時間365日、ベテランがいない時間帯でも一定の品質で対応することができるようになりました。

真屋：間違いが起こりづらくスムーズに運用できる点も自動化の良い点です。
今までは原因調査や復旧対応のためにコマンドを打ち込む際も、コマンドごとにコード間違いがないか別の人とダブルチェックをし、2人で「ヨシ！」と言ってからOKボタンを押していたのですが、緊急時に復旧対応の箇所が多くなると、どうしても焦りミスが発生しかねません。このコード入力とチェックを自動化することにより、復旧までの時間を大きく短縮できました。

いつでもつながるスマホであるために「災害から通信を守る」新たなKDDIの取り組みとは

https://time-space.kddi.com/au-kddi/20220107/3236

機械がやるからヨシ！

ーーーやはり普段から復旧時間の短縮はかなり意識しているのでしょうか。

真屋：はい、時間短縮の訓練は常に行っています。例えばお客さまがコンビニでお支払いの際に通信障害が発生し、au PAYが使えなければ大問題です。それが数秒後に復活すれば、お客さまの不便は少なくすみます。携帯電話でできることは、以前は電話やメールが主流でしたが、今ではau PAYなど決済や、イベントやテーマパークの入場チケットの代わりにもなり、通信でできることがどんどん広がっています。このように生活すべてに通信が関わっているからこそ、通信を止めないよう、何が起きてもすぐに復旧できる対応を目指しています。

５年かけたからヨシッ　👈😽

そこで2016年から5年かけてこの約2,000もの業務をすべて可視化し、40,000件のシステム要件に落とし込むことで、運用自動化システムを構築。これにより、最大40%の復旧時間の短縮を実現したというわけだ。