旅行最終日にプロポーズ
旅行最終日の夜、宮内さんはプロポーズを受けたという。むろん、返事は「イエス」だった。決め手はやはり、両親の反応だったという。彼はその一か月後、改めて婚約したことを両親へ正式に報告するため、再び福岡に行くことを提案したという。
「彼の両親は大喜びでした。一人息子の長男ですしね。最初は福岡に行く予定でしたが、彼らは『私たちが東京に行く。その後、4人で熱海にでも温泉旅行に行かないか』と声をかけてきました。2人で悩みましたが、せっかくだし行くことにしました。彼は『親も偏見ないと思うけど、ビックリすると思うから、一応、今はタトゥーは隠しておこうか』と言いました。それには私も賛成でした。
そこで、2人で部屋に露天風呂が付いた部屋を取り、2部屋取りました。それを義母に伝えると、『あら、お熱いこと…』とこちらの意図とは知らないとはいえ、とても喜んでくれました」
靴下を履き忘れて…
そして、迎えた1泊旅行当日。観光をほどほどに楽しみ、旅館に戻って4人で懐石料理を堪能した。彼の両親からは「入籍日はいつ?」「結婚式は東京?福岡?」「子供は何人作るの?」などと、終始質問攻めだったという。笑顔が絶えない1日目が終わり、それぞれの部屋で露天風呂を楽しんだ。最終日も和やかに過ぎていくと思ったが、朝食の席で事件が起きてしまう。
「朝食は朝8時と早めでした。普段、そんな時間に起きない私は完全に寝ぼけていました。1日目は浴衣に長い靴下を履いて、足首のタトゥーを隠していたのですが、その日はそれを履くのを忘れていました。席に座り、足を横に折り曲げるように座った時、タトゥーが露出してしまったんです。『ヤバい!』と思った時にはもう手遅れでした。目の前に座った義母の顔が完全に固まっていたのです」
地獄の朝食
もはや隠しようがなかった。彼の母は「それ、刺青?」と宮内さんに聞いた。宮内さんは「いえ、これは刺青ではなく、タトゥーです。ファッションというか、自己表現の一環で入れました」と弁明するも、その違いが伝わるはずもない。義母の顔がどんどんと青ざめていく一方で、宮内さんが隣に座っていた彼の父の方に向くと、鬼の形相で彼女のことをにらみつけていたという。
「彼のお父さんは『まさか、他にも入ってるんじゃないんだろうね』と聞いてきたので、正直に他のタトゥーのことを告げました。すると、『チカさんね、あなたみたいな半分外国人の子には分からないかもしれないがね、ここは日本なんだよ!』と声を荒げました。
義母も『悪いけど、やっぱりあなたたちの結婚は絶対に許しませんからね!一人息子の妻に刺青が入ってるなんて知れたら、恥ずかしくて暮らしていけない』と仏のような顔だった顔が鬼に変わっていました。彼はなんとか宥めようとしたが、両親は全く聞く耳を持ってくれませんでした」
なんで騙そうとするんや
騙すなら騙すで生涯騙しおおせやボケ
「結婚は諦めよう」と彼が切り出した
平和な婚前旅行が地獄へと変わった……。彼の両親は朝食に口もつけずに出ていってしまったという。そこから会話はなく、それぞれの帰路についた。その後、東京に帰り、彼とはいつも通りの時間を過ごそうとしたが、互いに動揺は隠せなかった。1ヵ月後、話を切り出したのは彼のほうだった。
「彼は『結婚は諦めよう』と単刀直入に言いました。『正直、今すぐ実家とは縁を切ってチカと結婚したいくらい愛しているけれど、俺は一人息子なんだよ。両親を見捨てることも裏切ることもできやしない』と続けて、私は泣きながら受け入れるしかありませんでした」
タトゥーはアリか?ナシか?
宮内さんは「タトゥーを入れたことは自己責任。未だに後悔はしていない」と語る。ただ、もし入れなければ、「今も彼と幸せな暮らしが送っていたかもしれない」と涙を滲ませる。
ファッションタトゥーの人気が若年層で高まる一方で、それを「良くないと思う」と考える人は約4割にのぼる。「カルチャーとしてのタトゥー」を否定することはできない。しかし、宮内さんのようなケースもあるので、未だに偏見の強い日本でタトゥーを入れるには、まだまだ慎重にならねばならないだろう。
絶対ほんとだよ!
>『こんなべっぴんさん、初めて見た!』って言われたところとか超リアル
それでいいでしょ
レーザーって簡単には消えんぞ
何年も通っても薄くなるだけってのが大半で綺麗には消えない
皮膚を切り取って縫い縮める方が確実
相手の家ではナシなんだから、いくらその他大勢にありかなしか聞いても意味ないだろ
タトゥーの自由があるならそれに対する好き嫌いの自由だってあるだろ
両親と彼氏はグルで演じてる
ゆくゆく継ぐってなって番台がタトゥー入ってたら説明つかんもんな
番台は服着てるやろ
刺青はまだしも外人差別はあかんやろが、何があっても親を馬鹿にするのはダメや
別にタトゥーじゃなくてもなにかで失敗するんだから
気にするだけ無駄
根本はタトゥーではなくて個人の資質
タトゥーを嫌っている両親より
おやの様子見て結婚してやめるこの男が嫌すぎる
少なくとも18年以上育ててくれた両親と付き合って2年もいかない女とじゃ両親取るわ
どんな気持ちでこの文章考えて書いたんや
日本人でタトゥー入れてる奴にクズが多いことが問題なんだよな
タトゥー入れまくってるサモア人とタトゥー入れてる日本人が同じ性質なわけない
これ
【画像】アメリカ人、卵1パック2500円に耐えきれず鶏を育て始めるwww »
「結婚を許してたまるか」慶大卒商社マンの彼は絶句…誰もが羨む27歳モデル美女の刺青を見た義両親は激高…地獄に変わった「婚前温泉旅行」
ファッション、自己表現としてタトゥーを入れたフリーランスモデルの宮内チカさん(仮名・27歳)。誰もが羨むルックスとスタイルを持ち、彼氏は慶大卒の商社マン。幸せな日々を過ごし、結婚も秒読みかと思われたが、思わぬ悲劇に見舞われることになった。
(この記事は後編記事です。前編はこちら。)
彼はタトゥーを「可愛い」と褒めていた
「彼に告白された時、正直に『私、タトゥー入ってるけど大丈夫?』と聞きました。すると、彼は『俺は偏見ないよ。むしろ、オシャレでいいじゃん』と言い、安心しました。その後、直接、タトゥーを見せた時も『可愛い』と何度も褒めてくれました」
順調に愛を育み、交際期間は1年半になった。そのタイミングでお互いに結婚を意識するようになった。まずは宮内さんが自分の母親に紹介した。その後、彼の故郷である福岡県へ行くことになった。最初はただの旅行の予定だったが、彼は「結婚を前提に付き合っている女性として両親に会わせたい」と持ちかけてきたという。もちろん、宮内さんは二つ返事で頷いた。
「彼の両親に会うのは2泊3日の旅行の2日目でした。実家には泊まらず、あくまで挨拶するだけということになりました。1日目は普通に観光を楽しみ、いよいよ両親に会う時が来ました。前々から彼の実家は、地元でも有名な名士だと聞いていたので、かなり緊張していました。ところが、彼の両親はとても物腰柔らかくて、すぐに打ち解けました。彼の母は『こんなべっぴんさん、初めて見た!』と終始、テンションが高くて、『息子をよろしくね』と何度も私も手を握ってきました」
https://gendai.media/articles/-/106932