「遺産が欲しいならどうぞ」「私は何もいらないから」と静かに言った香澄に対し、
有頂天の兄は「遺産放棄の手続きしろよ」「葬儀には出席するから、親父が逝ったら教えてよ」と続けるのでした。
数日後――。
父の葬儀は無事に終わったものの、兄の香典が44円だったことに怒りを抑えきれない香澄。しかし、
兄は「クソ親父には十分すぎる金額だろw」と悪びれる様子もありません。
「お兄ちゃん、そのうち地獄に堕ちるよ」と香澄が言っても、「親父が金を貸してくれてたら香典だって
ちゃんとした金額を入れてたよ」と父親に責任転嫁する始末。
全身をブランドものでかため、高級車で葬儀に来た兄夫婦。本当にお金がないのかと疑う香澄に対し、
「遺産が入るからちょっと贅沢しただけw」と言う兄。
呆れた香澄は「お兄ちゃんとは家族としての縁を切ります」と言いますが、「後から金の無心をされても困るからな」
「口うるさい妹がいたって何の金にもならないし、俺の人生にとって邪魔なだけだから」と応じるのでした。
借金地獄
1カ月後――。
「おい!親父の遺産は?」
「1億だよ!親父の金どこ行った?」
「は?1億って借金だけど」
父親の相続関係の手続きがすべて終わったことを兄に報告し、縁を切ろうとする香澄。
しかし、遺産が入らないどころか、さらなる借金を負ってしまった兄は納得がいかない様子。
「お前が1億遺産があるっていうから、俺たちは買い物をしてたんだぞ!」「こんなの詐欺だろ!」
と怒る兄に対し、「きちんと確かめもしないで勝手にお金を使う方がどうかしてるから」
「さんざん迷惑をかけておいて、お見舞いだって一度も来なかったのによく遺産がもらえるなんて思えたね?」と淡々と返した香澄。
「実際の借金はもう1億ないよ、お父さんの保険金があったから」と続けた香澄に、
「なんだよ……。驚かすなよ」と胸をなでおろした兄でしたが、父親の保険金は7千万。
残り3千万の借金を負うことになった兄は再び怒り狂うのでした。
兄に言われた通り、香澄は遺産を放棄。兄は香澄に自分の遺産放棄の手続きも押し付けようとしますが、
香澄は「縁を切るって言ったの忘れたの?」「自分が困ったときだけ頼ってこられても迷惑だから」と取り合いません。
香澄は「ちなみにお父さんが亡くなって3カ月以内にしなきゃ放棄はできなくなるよ」と続けました。
兄は「親父の遺産が入ると思って使ったお金は、遺産を放棄したら戻ってくるのか?」と訳の分からないことを言い出す始末。
懲りずに今度は香澄にお金をたかろうとする兄を、「金の無心だけしてくる兄なんていらない」
「あんたがいても何の足しにもならないからね。私の人生の邪魔なんだよ」と拒絶するのでした。
その後――。
兄夫婦が揉めている間に、遺産放棄手続きの期間は過ぎ去ってしまいました。父が残した3千万の借金は、
そのまま兄が引き継ぐことになったのです。兄は自己破産し、義姉は離婚を申し出て大修羅場になっているようです。
実は、父に借金があったことに驚いていた香澄。しかし、今では兄に遺産を渡したくなかったが故の行動だと理解していました。
香澄は今、父と母を弔いつつ、真面目にコツコツがんばって生きています。
父親を金づるとしか思っていなかった兄と、父親から与えてもらった愛情を糧にまっすぐ育った香澄。
香澄の父親が、天国で香澄の母親である奥さんと穏やかに過ごせるといいですね。
済む話だよ。
正しくないよ
借りた金はちゃんと返せ
つか最近重いな
土地とかだと負動産
知らんかった
生命保険の額も意味不明だし
生命保険の受取人が誰になってたかによるけどな
ストーリーの詰めが甘い
こういうスカッとなんちゃら系の話はツメが甘いのが多すぎるわ
子供が親の保証人なってるとかならわかるけどさ
香澄も兄貴をハメる気マンマンやったやないかい
ろくでもない話ばかりだな
これではスカっとどころかモヤモヤするし
なんだ…?この都合の良い展開…となる
うーん…
1億も借金できるのがすげえ
【完全終了】ソニー、ゲーム利益率3年で半分・・・ »
父の葬儀で「クソ親父には香典44円でw」と兄夫婦→1億の遺産に浮かれた結果、地獄の生活にw
リアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル『ぴっとく』から、「だらしのない兄が父親から1億円を相続した結果」を紹介します。
小学生のころに母を亡くし、父子家庭で兄と共に育った香澄(かすみ)。さんざん父親に迷惑をかけてきた兄ですが、
父が倒れてもお見舞いに来ず……
兄妹の温度差
兄に何度も父親を見舞うように、と連絡を入れている香澄。しかし、兄は一向に来るつもりはないようです。
大学を2年も留年し、さらに借金まで作っていた兄。その学費や借金は、すべて父親が肩代わりしていたのでした。
しかし、兄は「迷惑をかけたとは思っていない」「愛情が不足しているから俺はこういう性格になったわけ」と開き直る始末。
「香澄はほんと良い子ちゃんだからなーw」「お前は優等生で俺はダメ人間だからな」と香澄に対しても、
子どもっぽい態度を取る兄。「お父さんとちゃんと話せる時間は少ないよ」「最後のチャンスかもしれないよ」
と香澄は言いますが、「お前と話しているとほんとイライラするわ」と一方的に連絡を絶つのでした。
香典は44円
1週間後――。
父親が危篤状態に陥り、慌てて兄に連絡を取って「お願い、病院に来て」と懇願する香澄。しかし、
兄は「俺は免許更新忘れて今運転できないし、嫁ももう眠いってさ」「タクシーなんて金がもったいない」と
相変わらず病院に来るつもりはないようです。
実は、半年前に父親に会いに行っていた兄。投資をするためにお金の無心に行ったのでした。しかし、父に追い返され、
兄は再び借金持ちに。兄はお金を貸してくれなかった父親を逆恨みしていたのです。
「そんなことよりさ、親父の遺産ってどのくらい入るんだ?」と唐突に遺産の話を持ち出した兄。
「1億ってことは聞いてる……」と香澄が正直に打ち明けた途端、「えっ!マジで!?」
「もしかしてお前、遺産がそれだけ入るから看病してたの?」と兄の態度が一変します。
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