被告人は、目鼻立ちがはっきりとし、整った容姿を印象付ける女性だったが、慣れない裁判に不安そうな様子を見せる場面も多々あった。
起訴状によると、被告人らは、虚偽の性被害をでっちあげて「示談金」を支払わせる目的で、マッチングアプリで職業欄やプロフィール欄を参考に高収入である人物を狙って探し、被害男性と知り合った。
あらかじめ計画していた通り、合意のもと男性と関係を持った後、「気分が悪い」「睡眠薬を盛られたかもしれない」などと119番通報。救急隊に搬送され、警察にも被害申告をした後、男性に対して「3000万円」の支払いを要求した。
男性は弁護士を雇い、支払いを拒否していたところ、被告人が共犯者の指示に沿って、脅され、押さえつけられ強制的に性行為をさせられたとする虚偽の被害届を提出した。
その後も共犯者が執拗に男性と接触し金銭を要求するも、男性がその会話内容を録音していたことで、虚偽告訴としての事案が発覚。
検察官「『大ごとになると思わなかった』と言っていますが、被害届を提出するということは大ごとではないのですか?」
被告人「共犯者から『別に本当に逮捕してもらいたいとかやないやん?』と言われ、深く考えていませんでした」
検察官「あなたが嘘をつくことで、その男性が逮捕されるかも、刑務所に入るかもとは思わなかったんですか?」
被告人「共犯者が『そんなことにならない』と言われて、そうなんだと思いました」
検察官「話に乗ったのはお金のためとのことですが、いくらもらえると?」
被告人「はっきり聞いてなかったけど、何百万とか」
被告人「将来がすごく不安で。学歴もなく、ちゃんとした就活もしてないから、まとまったお金が欲しくて」
今後の生活として、「付き合う人物を考える」「一度、犯罪に関わる経験をしたから、どういう人か見抜ける」などとして再犯しないと供述する被告人。母親も証言台に立ち、今後の監督を約束した。
最後に裁判官が質問した。
裁判官「生きてると不安になることもあります。やさしそうなことを言う人などに騙されないか心配です」
被告人「今後いろいろな人と関わると思いますが、自分が犯罪に関わらないと強く思えば大丈夫と思います。どんな迷惑をかけるか、結果を考えるようにします」
●判決で示された「被告人の今後」への不安感
判決は懲役1年6月、保護観察付執行猶予3年だった。
量刑について、従属的な立場であった点や若年である点など執行猶予となったと説明。一方で、検察官が論告時に言及しなかった保護観察付とした点は、「これまでの生活、就労状況を踏まえて」と言及し、質問等で浮かび上がった被告人の今後への不安感が示された格好となった。
女も実名公表はせなあかんやろ
一瞬裁判官見直したけど所詮裁判官は裁判官か
酒飲んで関係持ったら同意じゃなくなるのはこういう犯罪を増やしてしまうよな
これからは自衛の為に風俗みたいなところ以外で女遊びせんよう気を付けるのも大事かもしれんね
有名人も狙われるよね
計画がバレやすくなるから1回失敗した奴は犯人側も使わないやろうし再犯はないやろ
簡単に他人の人生破壊できるのに許せねえよ
失敗しても執行猶予とかやらない方がバカだろ
たぶんその方が罪が重いだろ
>今後の生活として、「付き合う人物を考える」「一度、犯罪に関わる経験をしたから、どういう人か見抜ける」などとして再犯しないと供述する被告人。母親も証言台に立ち、今後の監督を約束した。
小学生かな
女はガッツリ犯罪加担しても実刑なし
【画像】工科高校の男子1名と女子14名が18禁激辛ポテトチップスを食べ救急搬送・・・ »
虚偽告訴罪と言えば、群馬県草津町の元町議の女性が事実とは異なる性被害を訴えた事件として聞き覚えがある読者の方もいるだろう。本件も事実と異なる虚偽の性被害を訴えたものだ。しかし、草津町のケースと異なり、複数の人物が関与した組織的な犯行だった。
「こんな大ごとになると思わなかった」と被告人が供述したように、安易な考えで実行され、しかし大きな被害結果となる可能性のあった事件の顛末を追った。(裁判ライター・普通)